子育てに有効なカウンセリング:少年柔道編
2023/04/12
原田です。子育てに有効なカウンセリング手法をご紹介いたします。これは「今の自分自身が感じていることを言語化して表現すること」です。
ストレスを緩和したり、ストレスへの耐性を高めたりする効果があるとされています。子供はまだまだ言葉数も少なく、理屈や理論で会話を成り立たせることが難しく、感情表現において相手に伝えようとします。
泣いている時「悔しいね」「悲しいね」「痛いね」「苦しいね」などとその子の代わりに、感情を言語化して、共感するものです。
ある日、少年柔道で、投げられて足が痛いと泣き出し、立ち上がらない子供がいました。投げられた場面を見ていたのですが、ちゃんと受け身もできていたし、怪我をする場面ではなかったのです。
私は、その子を呼び、「痛かったな」と何度も声掛けをしましたが、この子が泣く理由はそこにではなく、投げられた悔しさにあると察しました。
そして「投げられて悔しかったな」と話、「恐れず向かっていって勇気があるな」と言葉かけをしました。
その間、ずっと足を摩っていたのですが、子供が急に「治った」といいました。
「稽古やるか?」と聞くと、「うん」と・・。「投げられることは恥ずかしいことではないぞ、立ち向かっていくことができることが凄いことだ」と話しました。
そして最後までしっかり稽古を続けました。
「一分間カウンセリング」とでも言いましょうか・・・。
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